【マクロ】IシステムとSシステム

IシステムとSシステム

伝統的なマクロビオティックにおいて、「食」とはあくまで「物質的要素」と捉えます。つまり、人類のエネルギーの取り入れは、口から「食物」として入れられ、内蔵機関の働きにより変換されて体内に取り込み、排泄器官から不要な要素が出されるというS字曲線を描きます。

これは、人類だけでなく動物全般の食性と同じで、その意味で伝統的なマクロビオティックは、自然や動物に見習うという謙虚な姿勢が大切とされます。

ところが、この食性「Sシステム」は、図をご覧の通り、方向が「横軸」に広がります。
「食物」という限りある物質を横の人と分け合う場合においては良いのですが、人類の歴史はむしろ、限りある「食物」を奪い合あうという「Selfish(利己的)」な行動に終始してしまいます。

伝統的なマクロビオティックでも、その意味で「より安全で安心な食物」の奪い合いに陥る危険性は常にあるわけです。

■人類のもう一つの食性「Iシステム」の活用

サトル・マクロビオティックでは、むしろこの「Sシステム」は、古いタイプの人類の食性と捉え、新しいタイプの食性「Iシステム」と組み合わせることで、極力物質次元の「食物」に頼らない人類行動の誘発を目指します。

なお、サトル・マクロビオティックでは、人類の進化は「猿からの進化」とは捉えません。その意味で、「Ⅰシステム」は、新しいというよりは、人類の本来備わっている高次の機能と捉えられるかもしれません。

「Iシステム」とは、より高次の陰陽のエネルギーを人体の頭頂部と尾骨部でそれぞれ受け入れ、身体の中央部に走る柱状の空間の中でチャクラと言われるスパイラルを起こし、高次元の陰性なエネルギーを身体という陽性な機関でも使えるようなエネルギーに変換するシステムを言います。陽性に変換されたエネルギーは、身体のそれぞれの内分泌腺を介して、肉体エネルギーを活性化します。

このシステムは、図をご覧のように、方向性が「縦軸」、つまり、天地の無限のエネルギーに依拠する自立型の生き方を促しますので、横の人のエネルギーを奪い合うということはなく、必然与え合う「I(愛)」を基盤とした行動に導かれます。

■一粒万倍の穀物食を中心に「Iシステム」への移行

穀物は、一粒万倍と言われるように、物質次元の「食物」の中で、あらゆる意味で効率的な食べ物です。サトル・マクロビオティックは、この穀物、特に「米」を中心にしたごくシンプルな食物を「Sシステム」から取り入れ、人生にとって必要な豊かな栄養は「Iシステム」から取り入れるという生き方にシフトすることを目的とします。