【コラム】ヒーリング56合わせ
なんとも珍しく久し振りのコラムです(笑)
「五輪」を見ていて、どうしても「5」と「6」の視点を改めて考察したく
なりました。
以前「Natural Magic Net」のブログで、「マクロビオティックに五行説は
必要か?」というタイトルで連載したことがありますが、今回はヒーリング
全般において「5的視点」と「6的視点」を合わせ持つことが大切であろう
ことを多分長くなりますが論じてみたいと思います。
■5的ヒーリングは理論的調整術

さて、「5」のシンボルは、五角形、五芒星(ペンタグラム)、星型(☆)に
代表されます。
なぜ図形にこだわるかというと、ヒーリングと魔術の境は実はあまりなくて、
魔術は伝統的に、「五芒星(ペンタグラム)」と「六芒星(ヘキサグラム)」
というシンボルが多用されるためです。
所謂中国の「陰陽五行説」は代表的な「5的ヒーリング」の基本思想です。
「陰」と「陽」という二元的要素が、5点間を流動的に行き交うことによって、
生成する森羅万象を理論的に把握するための観察術と言えます。
「5」とは、5体(満足)、5臓、5本指、5感などのように、人間の身体及び
身体感覚を代表するシンボルで、「☆」はまさに「人体(頭、両腕、両足)に
重ねあわされます。
中医学に代表されるヒーリングは、「人体」をとても大切にします。
「陰陽」とは根源的なエネルギーとしての「気」を意味し、「五行」とは
その気が巡る身体の構造観をあらわします。
これは、中医学(鍼灸、按摩、漢方)に限らず、「身体」を一つの対象とした
ヒーリング全般にいえます。例えば、アロマセラピーなどのマッサージや
レイキなどのタッチセラピー、食べ物を扱うマクロビオティックなど身体を
通じてのヒーリングですので、「5的視点」が大切になってきます。
つまり、身体のエネルギーの流れを把握するためには「5」という
フィルターをかけて観察することが有効な手段となるのです。
そして、対象となるクライアントの状態を理論的に把握し、それによって
対策を練ることができるわけです。
■「5的ヒーリング」の落とし穴
さて、この「5的視点」の特徴は、常に対象物として「外」に視点を向ける
傾向にあります。

相手を観察し、その流れの滞りを調整し、人をヒーリングする事は、実は
逆もしかりとも言えます。
相手の流れを止めたり、滞らせたりもできるのです。
ですから「5」というシンボルは、ヒーリングや医療だけでなく、国防や戦略の
シンボルともなりやすいわけです。
日本の五稜郭は軍事的要塞でしたし、アメリカの国防総省はペンタゴンです。
はたまた、軍国主義の象徴は必ず軍服に「☆」がつきますし、相撲で勝つ
ことを「星を取る」とも言いますね。
「5的視点」とは、対象をコントロールする時に有効と言えるのです。
それがいい方にコントロールすれば、病気の治癒や人生をポジティブな展開
に導きますが、逆に作用すると、支配的な相をあらわすことになります。
※実際に「黒魔術」ではこの五芒星を逆さにして、ネガティブなエネルギーを
コントロールします。
結果、ヒーラーとクライアント、医者と患者、上司と部下、支配者と被支配者
というような明確な依存関係を築きやすくなります。もっとも、それらの「陰陽」は
「5点間」を変化生成しますので、「盛者必衰のことわりをあらはす」ことに
なりますが・・・(笑)
陰陽道でも「五芒星」をよくシンボルとして使いますが、これは結界を張ったり、
人に呪詛をかけたりもしますが、主には平安時代の「国」の運営にも重要な
役割をはたしました。
■6的ヒーリングは直感的内観術

では、「5」に対して、「6」のシンボルは六角形、六芒星(ヘキサグラム)
ダビデの紋章、篭目文ということになり、第6感という直感を導きだします。
数秘術的には、「4」が物質空間、「5」が身体空間、そして「6」が精神空間
を象徴します。
「5的視点」が、つねに外的な対象物に向っていたのに対して、「6的視点」
は、つねに内的な世界で完結します。
「▽」「△」という二つの三角は、「陰陽二気」を表し、それが「五行」という
身体次元での展開に注目するのではなく、内的な「陰陽の調和」のみを
目指すことになります。
つまり、「6的ヒーリング」とは、セルフヒーリング、瞑想や内観という内的
自己変容に関るものだといえます。
ですから、主に六芒星は「錬金術」によく使われてきました。「錬金術」は、
別に「金」を作ることが目的なのではなく、自己の内的変容を促す術だった
のです。
それでは、「6的ヒーリング」は、人を癒すことは関係ないかというと、
そんな事はありません。
6の視点では、内側と外側は常に「陰陽」の関係になります。
ですから、「6の視点」を持つ人は常に外の人と直感的にバランスを取るので、
周りにいる人は、その人を起点につねに陰陽のバランスが調整されて、
いるだけで癒された気分になります。
「あの人とお話するだけで癒される」って言う人よくいますよね。
そんな人は「6的ヒーラー」なのです(笑)
ですから、6的ヒーリングは身体を介在しない、カウンセリングや
身体に全く触れることのないヒーリングに有効かもしれません。
また、むしろヒーリングの世界だけではなく、一般社会の仕事の中に
も6的ヒーラーはたくさんいるともいえます。
■6的ヒーラー=自由人への道
「6的視点」は、対象物をコントロールすることはありません。
つまり対象物が「陰」であれば、視点は「陽」になり、対象物が「陽」であれば
視点はが「陰」となり、常に波に乗るように変幻自在にバランスをとります。

つまり、この「六芒星」に代表されるシンボルは、「自由」はあらわします。
なぜなら、視点に限定されたこだわりがないので、対象がどんな偏った
「陰陽」の状態でも「中庸」へのバランス(調和)をとることが出来るからです。
すべてのヒーリングのメソッドは、この「6的ヒーラー=自由人」を目指します。
特にマクロビオティックやレイキは、まずは自分を癒し、あらゆるこだわりから
開放され、すべてに調和をもたらすことの出来る真のヒーラーを育成することが
最終的な目的といえます。
ですから、マクロオティックの創始者桜沢如一氏も、この「六芒星」をシンボル
として使用し、決して五芒星的アプローチはしませんでした。
レイキも同じです。まず大切なのはセルフ・ヒーリングで自分を癒すことから
はじまるわけです。
■5的アプローチは麻薬的魅力がある
6的視点とは、ある種自分との徹底した対話といえます。
これなかなか、逃げ出したくなるのですね。
ですから、教師とは常に、生徒が内側へと目を向けられるようにアドバイス
することが使命となります。
ところが、まだ道の途中である生徒に、対象者をコントロールする仕方、つまり
5的アプローチの仕方を教えてしまうと、内側から逃げ出したい生徒は、ついつい
それにのめり込んでしまいます。
つまり相手の状態を勝手に判断したり、相手の病気を治そうとしたり、相手の
習慣を変えようとしたりすることに躍起になってしまうのです。
自分の内側の観察を忘れて、外へ外へと視点が向ってしまうのです。
これが5的視点の麻薬的な魅力なんですね(笑)
ですから、マクロビオテックにしても、レイキにしても自己ヒーリングを忘れて、
他者に対してのヒーリングばかりに心を惹かれしまう人は、遅かれ早かれ
そのメソッドが身につかず、忘れられてしまうことになります。
■ヒーラーを目指す方は、ゴロ合わしましょう!
現実問題として、職業的ヒーラーとなるにはまだまだ、この5的視点が
必要です。でも大切なのは、「6的視点」を極めて行くことを忘れないことです。
ですから、「5的アプローチ」を生徒に教える方は、同時に「6的アプローチ」を
忘れないように生徒にアドバイスしてください。
「6的視点」が開発されれば、実際「5的視点」は教えなくても、そこから導きだせる
ようになるのです。(時間はかかるかも知れませんが・・・)
ただ「6的視点」だけだと、なかなか商売にならないので、とりあえず「56(ゴロ)
合わせ」しておきましょう(笑)
マクロビオティックも、桜沢さんの後継者達が、「5的アプローチ」を加えた
からこそ世界的に広まったわけですし、レイキも「人を癒せる」というヒーリング
テクニックだからこそ、世界的な支持を受けたわけですから…。
でも、教える側は、決して「6的視点」を忘れないようにしましょうね!
「5」だけじゃ、「五輪」じゃないけど、戦いだけで終わっちゃうよ(笑)